アスペルガーの特徴、コミュニケーションが苦手

私が部下さんをアスペルガー症候群に間違いないと思うところのひとつ、コミュニケーションの問題。会話のキャッチボールが成り立たない。

私がボールを投げても、部下さんはそのボールを取ろうとすることなく、ぼんやりと目で追っている。

そしてボールが地面に落ちたら

「あ、落ちた」
「あ、転がった」
「……」

それで終了。私と部下さんのコミュニケーションは、日々そんな感じだ。仕事に関してはさすがに会話っぽいものが成り立つけど、雑談は100%と言っていいほどできない。

Sponsored Link

興味のない話題についていけないアスペルガー症候群

ふつうの人は、興味がない話題でも必要に応じて会話ができるけど、アスペルガー症候群には難しい。

【普通の会話例】
「昨日、あの有名なケーキ屋さんに行ったんだけど、やっぱりすごい行列だったよ」
「いいなあ、私はまだ行ったことないんです。仕事帰りに行ったんですか? 夜でも結構並びます?」
「すごく並んだよ。1時間くらいかな」
「残業後に1時間…、頑張りましたね!」
「妻がどうしても誕生日のケーキはあそこがいい!って言ったからね~」
「いつもながら愛妻家ですね」
「とにかくケーキは美味しかったよ、並ぶ甲斐はある!」

これが部下さんとの会話になると、

「昨日、あの有名なケーキ屋さんに行ったんだけど、やっぱりすごい行列だったよ」
「そうですか」

2秒で会話が終わる。

会話が続かないだけじゃなく、相手が「この人、自分とコミュニケーションとるつもりないんだな」と不愉快になるケースだってあるだろう。でも部下さんには他意がない。

一方で、部下さんの好きな話題を振ると、延々と話続けてしまう。部下さんはいわゆる「撮り鉄」の電車オタク。(アスペルガー症候群には電車オタクが多いらしい)

例えば誰かが北海道旅行の話をしていて、「北海道新幹線乗った?」なんて話題が出ようものなら、ものすごい勢いで食いついてきて、ひたすら北海道新幹線のことを語り続けてしまう。旅行の話をしていたのだから、適度なところで話題を当人に返そうとかの気遣いも、もちろんない。

行間が読めない、言葉通りに受け取ってしまう

「言葉を額面通りに受け取ってしまう」のも、アスペルガーの特徴として列挙されるもののひとつ。
インターネットの記事などで、<電話口で「お母さんはいますか?」聞かれて「僕にはお母さんがひとりいます」と答えてしまう> という例がよく挙げられているが、部下さんも見事にこの特徴が出ている。

会話例1.

ある日、午後に一斉且つ大量にプリントアウトすること予定があったので、部内の人が午前中のうちに「午後に備えてコピー用紙が足りないかもしれないので、見ておいてね!と部下さんに頼んだ。部下さんは、プリンターのA4の用紙ボックスを空けて、残り数枚しか用紙がないことを確認して、そのままボックスを閉めた。
午後、用紙の補充が整っていなかったので、もちろん予定は遅れた。部内の人は「用紙が足りないかもしれないから、ちゃんと見てって言ったじゃない!」と怒った。
部下さんは「見てとは言われましたので、ボックスを開けて、用紙が数枚しかないことを目視で確認しました。しかし補充しろという指示は受けていません」と言い返した。相手は当然のごとく、見ろってそういう意味じゃないし!!とヒートアップしたけど、部下さんにはどうしてその人が怒っているのか、「受けていない指示を受けたことになっているのか」が最後まで分からないようだった。

会話例2.
部下さんのあとに私の部署に中途採用されたのは、若い女の子(仮称:キャサリン)。

最初の頃、簡単なことなら部下さん&キャサリンのペアでやっても大丈夫だろうと思って、部下さんとキャサリンにいくつか倉庫で行う仕事を頼んだ。「彼女はまだ会社のことにも詳しくないから、キャサリンのことをよく見てあげてくださいね」と部下さんに声をかけて。

だいぶあとからキャサリンに聞いた話だが、部下さんは倉庫にいる間中、じーっとキャサリンのことを見ていたそうだ。

気持ち悪い思いをさせてしまったようで、キャサリンに対してすごく申し訳なく思った。。。

そんなこんなで、いまだに毎日「どう言えば伝わるのか」は手探りだ。

「今日も頑張れよ!」の応援でワンクリック宜しくお願いします。


☆ask.fmで質問を受け付けています。ブログでも回答します。

Sponsored Link
LINEで送る
Pocket